日曜日の午後、買い物のついでにデパートの本屋に入り棚の中に「秘伝 少林寺拳法(宗 道臣著)」(カッパブックス)を見つけて、その場で数ページを立ち読みしてから本を購入し自宅に帰って一気に読み終えました。
その時29歳でしたが、やってみたいと思い本の裏面にあった本部住所に手紙を書いて栃木県の道院を紹介してもらい一番近い栃木瑞穂道院に入門しました。
それから週3日+週末の稽古が始まり9年後に道院長に就任いたしました。
1冊の本との出会いが私の人生を真っすぐ歩む礎になり、今も続く少林寺拳法の師、拳友との絆の始まりでした。
道院の運営方針・指導で心がけていることは、
①元気に挨拶ができる子供に育成すること
②日本人として正しい礼儀作法・言葉使いができること
③少林寺拳法の仲間を大切にして、自分を大切にできる人間になること
④一度しかない人生を生きる知恵を身につけて少林寺拳法を修行して幸福な人生を送ること
⑤少林寺拳法の技術習得は基本の反復練習を通して技を意識しなくてもできるように体に刷り込んでいくことで使える技術になるように基本に重点をおいて日々指導しています。
私が開祖の著書「秘伝 少林寺拳法」に出会って自分の人生を真っすぐに迷いなく歩んでこられたように、私の道院に入門した拳士との出会い(一期一会)を大切にして生涯修行を通して思いやりと勇気のある人を育成することを目指しています。
また、世の中の変化のスピードが激しい今の時代に変化に柔軟に対応できる人、外国人とも言葉や偏見の壁を取り除いて共生できる人を一人でも多く育てることができる道院を目指しています。
真岡中部道院と合同稽古をしています。
少年部は元気いっぱいの大きな声で楽しく汗を流しています。
一般部は有段者が級拳士の指導をマンツーマンに近いきめ細かな指導を行い、着実に実力をつけて時のたつのを忘れるほどの練習です。
週2で、河内龍興寺道院に出稽古に行き近隣道院との交流をしています。
有段者が多い河内龍興寺道院で昇段を目指して稽古する拳士の指導をしたり、日頃から演武の修練などをして楽しい汗を流しています。
大学から少林寺拳法を始め、社会人になったとき、辞めてしまうのがもったいないと思い、近くにあった道院にお世話になることにしました。
その時から大分時間が経っていますが、幸いなことに現在も同じ道院で修練を続けることが出来ています。
その要因は「無理なく修練ができる」ためだと思います。
自分のできる範囲で、無理なく修練ができたため、ストレスがなく、ゆっくりですが、昇格等もステップアップも出来ています。
このような環境を用意して頂いた道院長には感謝しています。