宇都宮中部道院で同門の岡田雅男先生(現理事長)、富田明史先生(故人)が道院を設立することに刺激を受け、作新学院高等学校で教鞭をとりながら宇都宮中部道院で修行をしていた1989年(平成元年)に作新学院大学が創立されたのを機に作新学院大学支部を設立、1993年(平成5年)には作新学院高等部に少林寺拳法部を設立しました。
両支部共に後進に支部長を交代して、私の地元下野市に2000年(平成6年)河内龍興寺道院を設立しました。
河内龍興寺道院は、自己の確立と他者との和合を基調とし、生涯修行の中で理想境を実現させることを究極的目標としています。
人はもともとだれしもが、生まれながらに磨けば光る原石を所持しており、その石をかけがえのない価値に高めることを主眼として修行に専心しています。
現代は、決して一石二鳥の時代ではありません。
一石五鳥も六鳥も習得できるものこそ今の自分を生かし、未来の自己を形成します。
河内龍興寺道院は、すべての拳士が、健全な身心を育成し、他人を思いやり、正しく・明るく・楽しく集団生活を営む中で、リーダーの資質を具備させるための不断なる活動を展開することを目指しています。
河内龍興寺道院は、少年部拳士では上級者が年少の拳士の面倒を見て技術指導をしています。
一般部の拳士も少年部拳士の指導をしたり、大人の拳士同士技の研究をしたり楽しく、元気に修練しています。
親子や兄弟で入門している拳士が多いのが特徴です。
中学生~29歳までの拳士が9名、中学生以上の女性が5名在籍しており、若い仲間が多いのも特徴でにぎやかな雰囲気の道院です。
練習になると皆目つきが真剣に変わり熱気に包まれた良い練習をしています。
隣接する真岡市の二宮中部道院の拳士も出稽古にきて一緒に和気藹々と楽しく練習しています。
私は少林寺拳法を始めて自分が変わる事が出来たと思います。
私は体調を崩し、中学校にあまり行けなくなってしまったことがありました。大好きな少林寺拳法も出来なくなり、辛くて、悔しい思いをしていました。
そんな時、道院の先生方に、「無理しなくていいよ。来れる時に見学だけでもいいんだよ」と、優しい言葉をかけていただきました。
この時私はゆっくり、焦らなくていいんだ、自分が焦っていたんだと気づかされました。
今では体調の悪い事を忘れてしまうくらい元気に、楽しく少林寺拳法に励んでいます。
私は道院の仲間、少林寺拳法が大好きです。これからも道院の仲間達と共に成長していきたいと思います。